イジドール・ピルス

イジドール・ピルス
Isidore Pils
誕生日 1813年7月19日
出生地 フランスの旗 フランス帝国パリ
死没年 1875年9月3日
死没地 フランスの旗 フランス共和国ドゥアルヌネ
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イジドール・ピルス(Isidore Pils、1813年7月19日(1815年11月7日とも[1])- 1875年9月3日)は、19世紀フランス画家

略歴

パリで軍人の息子に生まれた。早くから絵の才能を示し、1826年頃から「新古典派」の画家、ギヨーム・ギヨン=ルティエール(Guillaume Guillon-Lethière:1760-1832)の工房で学び、フランソワ=エドゥアール・ピコ(1786-1868)にも学んだ。

1838年にローマ賞を受賞し、在ローマ・フランス・アカデミーに留学し、校長であった、ドミニク・アングル(1780-1867)の指導を受けた。

1839年夏に結核を発症し、ナポリに近いイスキア島に移って療養した後、ナポリ、ヴェネツィアとフィレンツェなどを旅して、初期は宗教的なテーマの絵を描いた。

ピルの最も有名な作品である『ラ・マルセイエーズを披露する(作曲者の)クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール大尉』は1849年に完成した。1854年から1855年の間、クリミア戦争に従軍して、軍事的なテーマを描くようになった。父親が仕えていた、将軍ニコラ・ウディノなどの肖像画も描いた。

1860年頃は騎乗姿の人物画を得意とした画家のアルフレッド・ド・ドルーとスタジオを共有していた。1867年のパリ万国博覧会にも出展した。1863年から1875年の間、パリのエコール・デ・ボザールの教授を務めた。アルジェリアも旅し作品を残した。

1867年に芸術アカデミーの会員に選ばれ、レジオンドヌール勲章(オフィシエ)を受勲した。

イジドール・ピルスの教えた画家たち(一部)

作品

『ラ・マルセイエーズを披露するリール大尉』
「クリミア戦争」
「修道女の死」

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 1813年はレジオンドヌール勲章受勲者の略歴に基づく一説で、1815年は Journal of the Pils Grenadier (1895)のRaoul de Cisternesの研究による。

外部リンク

  • Dossier de Légion d'honneur du peintre Isidore Pils.
  • Isidore Pils dans la base joconde
  • ウィキメディア・コモンズには、イジドール・ピルスに関するカテゴリがあります。
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