シュコダ40T

シュコダ40T
シュコダ40T(385)
2021年撮影)
基本情報
製造所 シュコダ・トランスポーテーション
製造年 2021年 -
製造数 22両(予定)
運用開始 2021年
投入先 プルゼニ市電
主要諸元
編成 3車体連接車、両運転台
軌間 1,435 mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
最高速度 70 km/h
車両定員 着席64人
定員185人(乗客密度4人/m2
全長 29,140 mm
全幅 2,500 mm
床面高さ 低床率100 %
備考 主要数値は[1][2][3][4][5]に基づく。
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シュコダ40Tチェコ語: Škoda 40T)は、チェコシュコダ・トランスポーテーションが開発・生産している路面電車車両バリアフリーに適した超低床電車で、チェコのプルゼニ市電で使用されている[1][2][3][4][5]

概要

チェコの都市・プルゼニの路面電車であるプルゼニ市電で長年使用されていた連接車KT8D5R.N2Pの置き換えおよび延伸による輸送力増強を目的に導入が決定した車両。シュコダ・トランスポーテーションが展開する超低床電車の「フォアシティ・スマート」ブランドに基づいた3車体連接車で、ループ線の閉鎖など緊急時にも対応できるよう両運転台・両方向形の構造が採用されている。車内には冷暖房が完備されている他、安全・防犯対策の監視カメラも搭載されている。また、先頭部分にはクラッシャブルゾーンが設けられており、衝突時の運転手や乗客の安全を確保するほか、車体の素材も不燃性のものが採用されている[2][3][4][5]

2018年10月に最初の2両分の導入契約が行われ、それに基づき製造された車両は2021年中に納入され、同年中に営業運転に投入された[注釈 1]。その後、同年秋季に10両、更に翌2022年にも10両、オプション権を行使する形での追加発注が実施され、これらの車両は2023年以降順次導入が行われる事になっている[2][3][4][5]

脚注

ウィキメディア・コモンズには、シュコダ40Tに関連するカテゴリがあります。
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注釈

  1. ^ 契約時は2020年に納入が開始される予定だったが、車両開発に遅れが生じ、1年程延期された。

出典

  1. ^ a b “Forcity Smart PILSEN”. Škoda Transportation. 2023年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c d “PMDP nakoupí od Škodovky dalších 10 moderních tramvají 40T”. Plzeňské městské dopravní podniky (2022年5月22日). 2023年1月15日閲覧。
  3. ^ a b c d Libor Hinčica (2021年10月14日). “Plzeň koupí další tramvaje Škoda 40T, prototyp zahájí zkoušky s cestujícími”. Československý Dopravák. 2023年1月15日閲覧。
  4. ^ a b c d Libor Hinčica (2021年7月21日). “Do areálu PMDP dorazila první tramvaj Škoda 40T”. Československý Dopravák. 2023年1月15日閲覧。
  5. ^ a b c d Jan Šindelář (2022年5月25日). “More new trams for Plzen. Transport company exercises option on all 22 Skoda 40Ts”. CEE Transport. 2023年1月15日閲覧。


シュコダ製の路面電車車両1


機器更新車


新造車両
アストラ
エレクトラ
フォアシティ・アルファ
フォアシティ・クラシック
フォアシティ・プラス
フォアシティ・スマート3
その他
  • 05T「ヴェクトラ」(チェコ語版)
  • 27T4
関連企業

^1 - シュコダ・トランスポーテーションが手掛けた路面電車車両。機器流用車も含める。
^2 - 製造当初は「アストラ」。
^3 - トランステック(フィンランド)時代のブランド名は「アーティック」。

^4 - 他社によるライセンス生産車両。