スラックキーギター

スラックキーギター(英語:Slack-key guitar)は、ハワイアン・ミュージックでよく使われるが、ギターの種類や形式ではなく、そのチューニング奏法の総称である。基本的にオープン・チューニングであり、その組み合わせは奏者によって無数に存在するといってもいい。

チューニングにも名前があり、代表的なものに「タロパッチ」がある。タロパッチとは、ハワイの人たちが主食としているタロイモ水田のことである。タロパッチチューニングにもいくつかの組み合わせがあり、もっともよく使われるのはオープンGチューニングで、6弦からD-G-D-G-B-Dである。次によく使われるのが「Gワヒネチューニング」で、タロパッチの3弦を半音下げたD-G-D-F#-B-Dである。ワヒネはハワイ語で女性を意味する。やさしくマイナーな曲向きである。日本におけるスラックキーギター奏者の第一人者は山内雄喜である。

おもなスラックキーギター奏者

  • レイ・カーネ(英語版)
  • ジョン・ケアヴェ(英語版)[1]

日本のスラックキーギター奏者

  • 山内雄喜
  • 鴻池薫
  • 松本のぼる
  • カモクタカハシ/Kamoku Takahashi
  • 鈴木祐輔
  • MAKALANI
  • 石川優美
  • MAYUKO
  • Slack-key Marty / KOʻOLUA
  • Hide Maha Sagae

※ダカイン鶴下

脚注

  1. ^ ジョン・ケアヴェ
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