和歌山県立理科短期大学

和歌山県立理科短期大学
大学設置	1950年
創立	1947年
廃止	1955年
学校種別	公立
設置者	和歌山県
本部所在地	和歌山県和歌山市美園町5[注釈 1]
学部	理科（化学生物専攻）
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和歌山県立理科短期大学（わかやまけんりつりかたんきだいがく、英語: Wakayama College of Science Studies^[2]）は、和歌山県和歌山市美園町5^{[注釈 1]}に本部を置いていた日本の公立大学である。1950年に設置され、1955年に廃止された。

概要

大学全体

• 和歌山県和歌山市に所在した^[3]日本の公立短期大学で、設置主体は和歌山県。
• 和歌山県立医科大学予科を源流とし、国内で最初に認可された短期大学149校^{[注 1]}の1校として、1950年に1学科80名体制で開学した^[4]。
• 1953年度の入学生を最後に、1955年に短期大学としての使命を終える^{[5][注釈 2]}。

教育および研究

• 和歌山県立理科短期大学は当時、日本全国でただ一つの理科専門の学科をもつ短大として設置され、化学生物に関する専攻科目が置かれていた。

沿革

• 1947年
  • 6月 旧制和歌山県立医科大学予科を設置^[6]。
• 1949年
  • 10月 文部省^{[注釈 3]}に短期大学^{[注 2]}の設置認可に関する申請を以下の通り行う。^{[注 3]}。
    • 数物科 入学定員50
    • 物化科 入学定員50
    • 生化科 入学定員50
• 1950年
  • 3月14日 左記を以て短期大学の設置が文部省^{[注釈 3]}より認可される^[13]。但し、以下の通り変更となる。
    • 数物科 入学定員50→不認可
    • 物化科 入学定員50→生物化学専攻 50
    • 生化科 入学定員50→不認可
  • 4月1日 左記を以て和歌山県立理科短期大学が上記の学科体制にて開学^{[注 4]}。
• 1951年
  • 3月 旧制和歌山県立医科大学予科を廃止する^[6]。
• 1953年
  • 4月1日 この年度で学生募集を最後とする^{[注釈 4]}
• 1955年
  • 3月31日 廃止される^{[17][注釈 2]}。

基礎データ

所在地

• 和歌山県和歌山市美園町5

教育および研究

組織

学科

• 理科 化学生物専攻 入学定員50名^{[注 5]}　

専攻科

• なし

別科

• なし

学生数

年度	入学定員	総定員	学生数	出典および備考
1950年	50		男34 女5	[注 6]
1951年	50	100	男54 女11
1952年			男51 女9
1953年			男48 女14
1954年	0	50	男22 女8	[19]

大学関係者と組織

大学関係者一覧

大学関係者

• 古武弥四郎^[20]

対外関係

関係校

• 和歌山県立医科大学

関連項目

• 廃止された日本の短期大学一覧
• 和歌山県大学一覧

関連サイト

• 和歌山県立医科大学#沿革
• 和歌山県立医科大学#沿革

注釈

注釈グループ

1. ^ 現在、和歌山市美園町5はJR紀勢本線・和歌山線和歌山駅の直ぐ西側にあり、そのあたりには紀陽銀行や公共職業安定所などがある^[1]。
2. ^ ^{a b} 和歌山県立医科大学進学課程への切り替えのため^[6][7]。
3. ^ ^{a b} 現在の文部科学省。
4. ^ 昭和29年度より学生募集停止^[16]。

補足

出典

参考文献

1949年短大設置申請分

• 文部省『申請大学、短期大学等一覧 短期大学審査状況』（PDF）文部省。https://nierlib.nier.go.jp/lib/database/SENGO/EF10000736/006_231.pdf。 
• 文部省『短期大学審査状況』（PDF）文部省。https://nieropac.nier.go.jp/opac/opac_download_md/EF10000779/006_275.pdf。 
• 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』（PDF）文部省。https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_download_md/EF10000844/006_340.pdf。 
• 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社。https://dl.ndl.go.jp/pid/11696244。 

全国学校総覧

• 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028943005-00。 　

外部リンク