大竹 七未(おおたけ なみ、1974年7月30日 - )は、東京都町田市出身の元女子サッカー選手で、現在はサッカー指導者・解説者である。旧名・大竹 奈美(読みは同じ)。選手時代のポジションはフォワード。元読売ベレーザ所属で、三浦淳寛(旧名・淳宏、現ヴィッセル神戸監督)夫人の大竹夕魅(旧名・由美)は、双子の妹。株式会社Sorriso所属。血液型O型[2]。
来歴
8歳のころ、サッカーを始める。1989年4月、14歳で妹・由美とともに読売日本サッカークラブ・ベレーザ(現日テレ・東京ヴェルディベレーザ)に入団し、フォワードとして活躍した。
全日本選手権4連覇、日本女子リーグ3連覇などフォワードとして、数々のタイトル獲得に貢献。L・リーグ通算100得点第1号を記録する。また日本代表としてもオリンピック、ワールドカップ予選など国際Aマッチに通算46試合出場し、29得点という成績を残した。1995 FIFA女子ワールドカップスウェーデン大会ではベスト8入り、1996年アトランタオリンピック出場、そして1999 FIFA女子ワールドカップアメリカ大会では日本代表で唯一のゴールを挙げる。
2001年7月に現役を引退した。L・リーグでは通算157試合に出場し104得点。
その後アルテ高崎女子チームのコーチとして指導現場にかかわりながら、解説者として活躍した。またフットサルではPREDATOR URAYASU FUTSAL CLUB(現バルドラール浦安)の女子チーム、"Las Bonitas"の選手として登録した。
芸能人女子フットサルチーム「FANTASISTA」の監督も務め、2006年の「すかいらーくグループリーグ in お台場冒険王“真夏の女王”決定戦」ではチームを優勝に導いた。2009年3月31日をもって一時休部したため退任した。
2009年7月に、名を「七未」に改めた[3][4]。
2011年に東京国際大学に女子サッカー部が新設されたことに伴い、2010年7月1日付で同部の監督に就任した[5][6]。
2012年4月25日、J2・松本山雅FC所属の弦巻健人との婚約を発表。弦巻の誕生日である6月29日に入籍し、2013年1月、東京都内で挙式予定と自身のオフィシャルブログで報告し、テレビ番組出演中にコメントした[7][8][9][10]。2015年5月11日、第1子妊娠を公表[11]、10月18日、男児出産[12]。そして5年後の2020年夏に離婚していた事を報告した[13]。
人物
- 解説者として
- なでしこが2011年女子W杯で優勝した時には出演依頼が殺到し、美人解説者を名乗って60番組以上に出演、講演依頼がそれまで1ヶ月に1件くらいだったのが30件以上に増えた[14]。ただし、アドリブが苦手との評判もある[15][16][17][18]。
- 不倫罵倒事件
- J2松本にいるため別居生活中の夫の弦巻が、2012年に共通の知人を介してFacebook上で知り合った女性と電話のやりとりをしていたことに大竹が激怒[19]、9月9日夜10時から翌朝6時まで計100回は女性宅の電話を鳴らし続け、翌日に女性が連絡をとると「人の家を崩壊させたくせに、なんで黙ってるんだ」などと一方的にまくし立てた[20]。この騒動で弦巻は体調を崩し9月14日と9月17日の試合を欠場した[20]。大竹は週刊ポストの取材に「私は嘘や曲がったことが大嫌い。何度電話をかけても出ないから百回電話をかけた。恋愛感情がないならさっさと電話に出ればいいのに彼女はまったく誠意がない」などと主張した[21]。
リーグ成績
タイトル
クラブ
個人
- 日本女子サッカーリーグ ヤングプレーヤー賞(新人賞): 1回 (1989年)
- 日本女子サッカーリーグ ベストイレブン: 1回 (1997年)
代表歴
主な出場歴
試合数
- 出典: なでしこジャパン(日本女子代表)試合別出場記録[22]
ゴール
- 出典: なでしこジャパン(日本女子代表)試合別出場記録[22]
指導歴
- 2010年 - 2013年 東京国際大学 監督
- 2014年 - 2017年 東京国際大学 総監督
- 2022年4月 - 現在 INAC神戸スクールコーチ
出演番組
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c “アトランタオリンピック1996 大竹 奈美(サッカー)プロフィール - JOC”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2021年6月12日閲覧。
- ^ profile ameblo
- ^ 大竹奈美→大竹七未(なみ)に変わります。 「大竹七未オフィシャルブログ」2009年7月8日
- ^ 改名を報じたスポーツ報知の記事の写真が掲載されている。 スポーツ報知新聞に! 「大竹七未オフィシャルブログ」2009年7月10日
- ^ 元なでしこ・大竹七未さんが東京国際大監督に就任 『スポーツ報知』2010年7月6日
- ^ ご報告 「大竹七未オフィシャルブログ」2010年7月6日
- ^ ご報告 - 「大竹七未オフィシャルブログ」2012年4月25日05:00:00
- ^ 大竹七未さん、13歳年下の松本MF弦巻健人と結婚 『スポーツ報知』2012年4月25日06時02分
- ^ 「ひるおび!」 TBS系列 2012年4月25日 解説者として出演中、自身の婚約発表ニュースに応えてコメントする。
- ^ 大竹七未さん J2松本・弦巻と入籍発表「実感湧かない」 - スポーツニッポン、2012年6月29日配信
- ^ “大竹七未さんが第1子を妊娠”. スポーツ報知 (2015年5月12日). 2015年5月12日閲覧。
- ^ “元なでしこジャパン・大竹七未、第1子男児出産「この感動は計り知れない」”. ORICON STYLE (2015年10月19日). 2015年10月19日閲覧。
- ^ “元サッカー日本代表・大竹七未さん 20年夏に離婚していた「全然悲しくない。楽しいです」”. スポニチアネックス (2022年4月21日). 2022年4月23日閲覧。
- ^ 【Sports Watch】なでしこ以上に露出した美人解説者、臨時収入は「怖い金額」
- ^ 選手名鑑を指さして「これもブス、あれもブス……」元なでしこ・大竹七未の意外な素顔
- ^ なでしこ美人解説者・大竹七未さんが突然しどろもどろに!?
- ^ ブラジル撃破のなでしこJAPANを巡り、解説の大竹七未さんが大混乱した件。
- ^ なでしこ美人解説者、支離滅裂な応答に弁明
- ^ 元なでしこ・大竹七未「不倫罵倒」で鬼電100本【その1/3】
- ^ a b 元なでしこ・大竹七未「不倫罵倒」で鬼電100本【その2/3】
- ^ 元なでしこ・大竹七未「不倫罵倒」で鬼電100本【その3/3】
- ^ a b “なでしこジャパン(日本女子代表) 試合別出場記録”. 日本サッカー協会 (2008年7月29日). 2021年6月12日閲覧。
外部リンク
- 大竹七未 | 株式会社Sorriso
- 大竹七未 (@nami.otake.ats) - Instagram
- 大竹七未オフィシャルブログ「こころの声」[リンク切れ]
- 大竹七未オフィシャルブログ「サッカーと息子」
- 大竹七未 - 国際オリンピック委員会 (英語)
- 大竹七未 - オリンピックチャンネル
- 大竹七未 - Olympedia (英語)
- 大竹七未 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- 大竹七未 - Soccerway.com (英語)
- 大竹七未 - FootballDatabase.eu (英語)
- 大竹七未 - WorldFootball.net (英語)
- 大竹七未 - FIFA主催大会成績 (英語)
日本女子代表 - 出場大会 |
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日本女子代表 - 1994年アジア競技大会 サッカー競技 |
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日本女子代表 - 1995 FIFA女子ワールドカップ |
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日本女子代表 - 1995 AFC女子選手権 準優勝 |
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日本女子代表 - 1996 アトランタ五輪 サッカー競技 |
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日本女子代表 - 1997 AFC女子選手権 3位 |
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日本女子代表 - 1998年アジア競技大会 サッカー競技 |
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日本女子代表 - 1999 FIFA女子ワールドカップ |
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日本女子代表 - 1999 AFC女子選手権 4位 |
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1部 | 1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | - 20: 水野蕗奈
- 21: 山田仁衣奈
- 22: 倉富祐歌
- 23: 田子夏海
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2部 | 2010年代 | |
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2020年代 | - 20: 中田有紀
- 21: 佐藤亜実
- 22: 板村真央
- 23: 坂田美優
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3部 | 2010年代 | - 15: 髙橋美夕紀
- 16: 三堀静佳
- 17: 中原さやか
- 18: 大家梨緒
- 19: 加藤もも
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2020年代 | |
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MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞 |