水谷麻里

みずたに まり
水谷 麻里
プロフィール
本名 水谷 葉子(※ 活動当時)
生年月日 1971年7月18日
現年齢 52歳
出身地 日本の旗 日本愛知県津島市
活動
デビュー 1986年
活動期間 1986年 - 1990年
配偶者 江口寿史(1990年 - )
事務所 サンミュージック(最終所属)
受賞歴 「'86ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」グランプリ(1985年
アイドル: テンプレート - カテゴリ

水谷 麻里(みずたに まり、1971年昭和46年)7月18日 - )は、1980年代後半に活動した日本の元・女性アイドル歌手。本名、江口 葉子(えぐち ようこ)。旧姓:水谷。

愛知県津島市出身[1]。現役時代の所属事務所はサンミュージック、レコード会社はビクター音楽産業堀越高等学校卒業

略歴

1985年(昭和60年)、資生堂主催の「'86ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」に応募、10月26日に中野サンプラザで行われた全国大会で54,129名の中からグランプリとなる。このコンテストでは酒井法子がBOMB賞を得て、デビューのきっかけを作る(ただし、BOMB賞は全国大会の直後に急遽用意されたもので、酒井への授与も同年11月22日に行われた)。カラスの鳴き真似が得意で、コンテストでも演じ、これが審査員に大受けした事から“鶴の一声”ならぬ“烏の一声”でグランプリを獲ったと評される[2][3]

1986年(昭和61年)3月21日、「21世紀まで愛して」で歌手デビュー。オリコン初登場20位を記録した[4]。デビュー年はアイドルブーム真っ只中で、年末には銀座音楽祭メガロポリス歌謡祭新宿音楽祭日本レコード大賞など多くの音楽祭が行われており、山瀬まみ・ポピンズ・真璃子少年隊らと各新人賞を争い、彼らと共に多くの新人賞を獲得する。

1988年(昭和63年)3月25日に東京・こまばエミナースで行われたコンサートを最後にメジャーの芸能活動を休止する。その後は地元向けのDJCMの仕事を続け、1990年平成2年)に江口寿史と結婚し、芸能界を引退した。

ディスコグラフィ

シングルは1986年(昭和61年)から1988年(昭和63年)までに8枚発売され、オリコンチャートでは内4枚が連続でベスト10入りした。最高位は「乙女日和」「春が来た」「ポキチ・ペキチ・パキチ」の週間売上9位。また、アルバムはオリジナルが3枚、ベスト盤が3枚発売されている。全てビクターからリリース。

シングル

# 発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 1986年
3月21日
A面 21世紀まで愛して 松本隆 筒美京平 船山基紀 SV-9114
B面 銀のロケット
2 1986年
7月1日
A面 地上に降りた天使 大谷和夫 SV-9140
B面 幸福になろーね 羽田健太郎
3 1986年
9月25日
A面 乙女日和[5] 筒美京平 武部聡志 SV-9168
B面 幻のユリ
4 1987年
1月1日
A面 春が来た 松本一起 佐藤健 鷺巣詩郎 SV-9202
B面 待ちぼうけばかり 福永ひろみ 南部昌江
5 1987年
4月8日
A面 ポキチ・ペキチ・パキチ 松本一起 佐藤健 戸塚修 SV-9231
B面 ミラーボールのためいき いしいめぐみ
6 1987年
7月16日
A面 バカンスの嵐 尾関昌也 井上ヨシマサ SV-9261
B面 灼熱…ドキュメント 佐藤健
7 1987年
10月21日
A面 メビウス天国 国安わたる 入江純 SV-9288
B面 乱気流 岸正之
8 1988年
3月2日
A面 春休み サエキけんぞう 平井夏美 川上了 SV-9318
B面 音姫リバティー 尾関昌也 馬場孝幸

アルバム

オリジナル・アルバム

1. 「なかよし」(1986年8月21日/VDR-1266)
  1. 地上に降りた天使
    作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫
  2. 風になりたい
    作詞:松本隆/作曲:宮城伸一郎/編曲:小林信吾
  3. パステルの雨
    作詞:松本隆/作曲:細野晴臣/編曲:小西康陽
  4. なかよしNo.1
    作詞:松本隆/作曲:南佳孝/編曲:小林信吾
  5. 21世紀まで愛して
    作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀
  6. ウ・ラ・ラ亡命
    作詞:佐伯健三/作曲:村松邦男/編曲:小林信吾
  7. スプーン&ナイフ
    作詞:佐藤純子/作曲・編曲:川上了
  8. サニーサイドVSムーンサイド
    作詞:佐藤純子/作曲・編曲:川上了
  9. 愛こがれる50's
    作詞:野村義男/作曲:曽我泰久/編曲:小林信吾
  10. I Still Love You
    作詞:野村義男/作曲:小野沢篤/編曲:小林信吾
2. 「ほがらか」(1987年2月5日/VDR-1352)
  1. 春が来た
    作詞:松本一起/作曲:佐藤健/編曲:鷺巣詩郎
  2. ハートを狙うキューピッド
    作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫
  3. あやしい…
    作詞:いしいめぐみ/作曲:高浪慶太郎/編曲:南部昌江
  4. 独りぼっちのマリ
    作詞:松本一起/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志
  5. 待ちぼうけばかり
    作詞:福永ひろみ/作曲:南部昌江/編曲:鷺巣詩郎
  6. 乙女日和
    作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志
  7. ハロー!ス・キ!
    作詞:福永ひろみ/作曲:山本寛太郎/編曲:大村雅朗
  8. 赤いジェラシー
    作詞:松本一起/作曲:佐藤健/編曲:南部昌江
  9. IZAYOI小町
    作詞:尾関昌也/作曲:尾関裕司/編曲:南部昌江
  10. 夢で逢いましょう
    作詞:沢ちひろ/作曲・編曲:南部昌江
3. 「あしたの黄色をつかみたい」(1987年8月21日/VDR-1401)
  1. 君のヒトミは・よいところ
    作詞:岩里祐穂/作曲:佐藤健/編曲:戸塚修
  2. アステリスクでいっぱい
    作詞:尾関昌也/作曲:尾関裕司/編曲:南部昌江
  3. Misty Rain
    作詞:受田都紀子/作曲:MAYUMI/編曲:南部昌江
  4. ダリア畑でつかまえて
    作詞:佐藤純子/作曲:川上了/編曲:南部昌江
  5. ポキチ・ペキチ・パキチ
    作詞:松本一起/作曲:佐藤健/編曲:戸塚修
  6. バカンスの嵐
    作詞:尾関昌也/作曲:井上ヨシマサ/編曲:戸塚修
  7. あしたの黄色をつかみたい
    作詞:サエキけんぞう/作曲:三浦一年/編曲:南部昌江
  8. ミントあじSummer Boy
    作詞:サエキけんぞう/作曲:井上ヨシマサ/編曲:戸塚修
  9. もっとハリケーン
    作詞:佐藤純子/作曲:川上了/編曲:南部昌江
  10. Forever
    作詞:サエキけんぞう/作曲:三浦一年/編曲:南部昌江

ベスト・アルバム

  • PICNIC1987年12月16日/VDR-1470)
    • 未発表楽曲2曲収録。
  • 水谷麻里 コレクション2004年2月21日/VICL-61326)
    • 全シングルAB面+アルバム楽曲2曲収録。
  • ゴールデン☆ベスト 水谷麻里2009年9月16日/VICL-63430〜2)
    • 引退後初の本人インタビューによるセルフライナーノーツ封入。

参加アルバム

  • ぴーひょろ一家 イメージアルバム(1987年11月21日/VDR-1439)
    • 「KI・RA・KI・RAぱにっく」「KI・RA・KI・RAぱにっく(応援歌ヴァージョン)」収録。

タイアップ曲

楽曲 タイアップ
1986年 21世紀まで愛して 資生堂「ヘアコロン シャンプー&リンス」CMソング
1986年 地上に降りた天使 東宝映画「子象物語 地上に降りた天使」主題歌
資生堂「ヘアコロン シャンプー&リンス」CMソング
1987年 春が来た 資生堂「ヘアコロン シャンプー&リンス」CMソング

イメージビデオ

  • きまぐれ天使(1987年(昭和62年)3月5日)

写真集

  • 水谷麻里マガジン M-3(1987年(昭和62年)4月20日発行、近代映画社
  • 水谷麻里写真集 思いがけないことしたら…(1988年(昭和63年)4月19日発行、リイド社

出演

テレビ

ラジオ

テレビドラマ

映画

CM

その他

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ DUNK(集英社)1986年(昭和61年)2月号 p.62
  2. ^ DUNK 1986年(昭和61年)1月号 p.73
  3. ^ BOMB 1986年(昭和61年)3月号 p.95 - 97
  4. ^ 「MUSIC 86年組アイドルは普通っぽいキャラがきめて」『広告』1986年7・8月号、40頁。NDLJP:2679960/22
  5. ^ 「乙女日和」のイントロとアウトロは、2010年7月まで福島テレビの「FTVお天気情報」のオープニングとエンディングのBGMとして使用されていた。
  6. ^ “農工祭〜東京農工大学の学園祭について”. 2005年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月2日閲覧。

外部リンク

  • 水谷麻里 シングル盤の復刻CD (日本語)
典拠管理データベース: 芸術家 ウィキデータを編集
  • MusicBrainz