河原千恵子

河原 千恵子
(かわはら ちえこ)
誕生 (1962-10-25) 1962年10月25日(61歳)
日本の旗 東京都文京区
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士(文学)
最終学歴 早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業
活動期間 2009年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 小説すばる新人賞(2009年)
デビュー作 『白い花と鳥たちの祈り』
ウィキポータル 文学
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河原 千恵子(かわはら ちえこ[1]1962年10月25日[2] - )は、日本小説家。『白い花と鳥たちの祈り』で第22回小説すばる新人賞を受賞する[3]

経歴・人物

東京都文京区出身[2]早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業[4]。幼稚園の頃から、話を作るのが好きだった。小学生のときに、映画『禁じられた遊び』や小説『アンネの日記』に感銘を受ける[4]。この頃から、小説家になりたいという夢を持ち始める。中学・高校時代には、青春もの小説を書いていた[4]。早稲田大学第一文学部文芸専攻に入学するも、思うように創作ができず、高校生のときに書いた作品を文學界新人賞に応募するが、落選する[4]。大学卒業とほぼ同時に、小説家になる夢を一旦は諦め、就職、結婚、出産を経る[5]。子育てが一段落した頃に、趣味で小説を書いていきたいとの思いから、朝日カルチャーセンターで松岡弘城に師事する[4]2009年、「なくしてしまったはずのもの」(受賞時タイトルは「白い花と鳥たちの祈り」)で集英社が主催する第22回小説すばる新人賞を受賞し、小説家デビューを果たす(同時受賞は朝井リョウ桐島、部活やめるってよ」)[3][6]。受賞したときには、「私的な気持ちのようなものを書いたため、それが公になるのは恥ずかしく、すごく困った」との旨を述べている[5]

作品リスト

  • 白い花と鳥たちの祈り(2010年2月 集英社
  • セラピールーム(2017年5月 集英社

単行本未収録短編

  • 杉子の眼(『小説すばる』2010年5月号)
  • 長谷川の弟(『小説すばる』2010年12月号)
  • あらののはてに(『紡』2011年5月発売号)
  • 茶色い目(『小説すばる』2011年8月号)
  • 太陽だっていつか死ぬ(『小説すばる』2011年12月号)
  • シオンの罪(『紡』2012年4月発売号)
  • フォーマルハウト(『小説すばる』2012年12月号)
  • 交点(『紡』2013年3月発売号)
  • シオンの恋(『紡』2013年9月発売号)
  • 心いっぱいの声(『小説すばる』2014年10月号)

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ 楽天ブックス: 白い花と鳥たちの祈り - 河原千恵子 - 4087713369 : 本
  2. ^ a b 白い花と鳥たちの祈り 河原千恵子 | 集英社
  3. ^ a b 小説すばる新人賞受賞作リスト | 集英社
  4. ^ a b c d e プロフィール | 河原千恵子HP
  5. ^ a b 対談 白い花と鳥たちの祈り|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
  6. ^ 白い花と鳥たちの祈り|河原千恵子|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

外部リンク

  • 河原千恵子ホームページ
  • 白い花と鳥たちの祈り|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
第22回小説すばる新人賞
第1回 - 第10回
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  • 第31回 増島拓哉 「闇夜の底で踊れ」
  • 第32回 上畠菜緒 「しゃもぬまの島」、佐藤雫 「言の葉は、残りて」
  • 第33回 鈴村ふみ 「櫓太鼓がきこえる」
  • 第34回 永原皓 「コーリング・ユー」
  • 第35回 青波杏 「楊花の歌」
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