白糸の滝

白糸の滝(静岡県富士宮市

白糸の滝(しらいとのたき)は、日本におけるの名称のひとつである(本項では「白糸の滝」以外に「白糸滝」表記のものも含めて記載する)。

概要

一般に、流下する水の様子が白糸や絹糸を垂らしたようであることから名付けられ、日本全国各地に同名の滝が多数存在する。1本の糸のような細い滝から、落水が幾筋にも分かれる滝幅が広いものまで姿形は様々である。白水の滝などと呼ばれる滝も由来は同じである。

日本各地の白糸の滝

北海道

岩手県

山形県

白糸の滝(山形県最上郡戸沢村

福島県

栃木県

  • 白糸の滝 (日光市) - 栃木県日光市にある滝。滝尾神社近くの天狗沢にある高さ10mの滝[1]

群馬県

山梨県

富士吉田市の白糸の滝
  • 白糸の滝 (小菅村) - 山梨県北都留郡小菅村にある滝。小菅川を経て、奥多摩湖へ注ぐ。紅葉の名所。
  • 白糸の滝 (富士吉田市) - 山梨県富士吉田市にある滝。三つ峠からの湧水を水源とし、滑らかな岩盤上を途中で向きを変えながら静かに流れ落ちる。落差は約150mに達する。

長野県

白糸の滝(長野県)
  • 白糸の滝 (長野県) - 長野県北佐久郡軽井沢町にある滝。千曲川の支流のひとつである湯川の源流。上流に川が存在せず、浅間山の伏流水が岩盤の間から湧き出して滝となっているため、雨の後でも水が濁らない。幅70m、高さ3m。
    なお、滝の音が大滝詠一のアルバム「NIAGARA MOON」の収録曲「ナイアガラ・ムーン」の冒頭で使われている。これはナイアガラの滝をイメージしたもので、当時アルバム製作を手伝っていた山下達郎が現地へ行き、録音した。

静岡県

岐阜県

白糸の滝(岐阜県下呂市
  • 白糸の滝 (下呂市) - 岐阜県下呂市小坂地域にある滝。御嶽山の西側濁河温泉に位置する。この滝すぐ下流で谷が合流し、水の成分の違いにより化学反応で白く濁ることから濁河温泉の名がついた。高さ20m。旧小坂町は滝が多くあることで知られ、高さ5m以上の滝が200か所以上あるといわれている。

滋賀県

岡山県

  • 白糸の滝 (井原市) - 岡山県井原市美星町宇戸谷にある滝。詩人の西条八十が命名。5段滝で5つ合わせての落差は25m。美山川に注ぐ。

広島県

山口県

  • 白糸の滝 (美祢市) - 山口県美祢市秋芳町嘉万八代にある滝(別名 秋芳大滝・八代大瀧)。厚東川の上流に位置し、高さ30m横幅10m。
  • 白糸の滝 (萩市) - 山口県萩市川上野戸呂にある滝。長門峡の景勝の一つである。落差5m。

徳島県

愛媛県

福岡県

佐賀県

  • 白糸の滝 (唐津市) -佐賀県唐津市肥前町にある滝。2条に分かれ、落差は30m。男滝、女滝と共に「肥前の三滝」と呼ばれている。

熊本県

大分県

  • 白糸滝 (大分県) - 大分県別府市にある滝。高さ20m。温泉が落ちる。

台湾の白糸の滝

脚注

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出典

  1. ^ “日光ウォーキングガイド”. 日光旅ナビ(日光市観光協会). 2021年12月4日閲覧。
  2. ^ 白糸の滝|呉市の文化財 呉市ウェブサイト閲覧。

関連項目

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