舌状回

脳: 舌状回
左大脳半球の内側面。オレンジ色の所が舌状回。
右大脳半球の内側面。画像右側、矢印の先、ピンク色の所が舌状回。
名称
日本語 舌状回
英語 Lingual gyrus
ラテン語 gyrus lingualis
略号 LiG, LgG, GL
関連構造
上位構造 側頭葉後頭葉
動脈 後大脳動脈
画像
Digital Anatomist 内側
内側
下方
関連情報
Brede Database 階層関係、座標情報
NeuroNames 関連情報一覧
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グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
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後頭葉にある舌状回(ぜつじょうかい、: Lingual gyrus)は、鳥距溝側副溝の後部の間に存在する脳回。その後部は後頭極、その前部は側頭葉のテント面まで続き、海馬回ともつながっている。舌状回という名前はその形が舌に似ていることから付けられた。

この領域は視覚、特に大きさやフォントなどにかかわらず、単語の認知に重要な役割を持っていると信じられている。

画像

  • 舌状回の位置を色々な角度から見た動画。赤く塗られている所が左大脳半球の舌状回。
    舌状回の位置を色々な角度から見た動画。赤く塗られている所が左大脳半球の舌状回。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、舌状回に関連するカテゴリがあります。
  • 手書きまたは印刷された文章を読む際の脳活動 : fMRI による研究
外側面 外側溝内部 内側面 - 上部
脳底部 - 眼窩面 脳底部 - 側頭葉下面 内側面 - 下部
: 終脳 (大脳, 大脳皮質, 大脳半球 (en)
前頭葉
頭頂葉

中心後回, 体性感覚野 (一次体性感覚野 (1, 2, 3,43), 二次体性感覚野 (en(5)), 楔前部 (7m) - 頭頂弁蓋 (en

頭頂小葉 (上頭頂小葉 (7l), 下頭頂小葉 (40)), 縁上回 (40), 角回 (39)

中心後溝, 頭頂間溝, 縁溝

後頭葉
側頭葉(外・下)
辺縁皮質・島皮質

島皮質

帯状回: 膝下野 (en(25), 前帯状皮質 (24,32,33), 後帯状皮質 (23,31), 脳梁膨大後部皮質 (26,29,30)

海馬傍回 (27,28,34,35,36), 海馬鉤, 海馬体,(扁桃体の一部)
※ 内側側頭葉など他の脳葉に含めて扱われることもある。

脳葉間の脳溝など
白質

交連線維 - 連合線維

内包 (内包前脚, 内包膝, 内包後脚), 放線冠, 外包, 終板, 最外包, 半卵円中心 (en

嗅索 - 分界条 - ブローカー対角束

その他

嗅球, 前嗅核, 前有孔質, マイネルト基底核/無名質

線条体/淡蒼球/腹側線条体, 扁桃体, 前障

いくつかの領域分けは大まかなものになっている。

カッコ内の番号はブロードマンの脳地図における番号である。また、ブロードマンの脳地図における領域のいくつかは複数の脳回にまたがっている。
典拠管理データベース ウィキデータを編集
  • Terminologia Anatomica