高橋久仁子

高橋 久仁子(たかはし くにこ、1949年 - )は、日本の教育学者・栄養学者。群馬大学名誉教授。日本にフードファディズムという概念を紹介した人物として有名である。

来歴・人物

日本各地での公演やテレビ出演の依頼も寄せられる。2007年に発覚したテレビ番組「発掘!あるある大事典」のデータ捏造問題にも早くから取り組んでいた。

食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員、日本栄養・食糧学会関東支部の常任幹事[1]を務めている。「砂糖を科学する会」のメンバーでもある[2][3]

専門・研究課題

食生活教育、とくにフードファディズムについての研究を中心におこなっているが、妊娠と泌乳、味覚感受性、微量元素なども研究している。食生活に根強く残る「ジェンダー」問題を整理し、女性も男性も自分で食生活を管理できるようになる研究を推し進めている。

著書『「食べもの情報」ウソ・ホント』『フードファディズム‐メディアに惑わされない食生活』などでは、根拠のない迷信、行き過ぎた食料品宣伝、巧みな宣伝の罠を中心に紹介し、消費者に正しい食物の知識を持つように述べている。

群馬県の公立高等学校の男子校・女子高の廃絶、全ての高等学校の共学化を目指している。

主な著書

  • 『「食べもの情報」ウソ・ホント-氾濫する情報を正しく読み取る』 講談社《ブルーバックス》 1998年10月 ISBN 4062572311
  • 『食と健康Q&A-チョットおかしな情報の見分け方・接し方』フットワーク出版 2002年10月 ISBN 4-87689-447-7
  • 『食べもの神話」の落とし穴-巷にはびこるフードファディズム』 講談社《ブルーバックス》 2003年9月 ISBN 4062574187
  • 『フードファディズム-メディアに惑わされない食生活』 シリーズCura 中央法規出版 2007年9月 ISBN 978-4-8058-3004-8

所属学会

  • 日本栄養・食糧学会
  • 日本家庭科教育学会

脚注

  1. ^ 社団法人 日本栄養・食糧学会
  2. ^ 今月の視点0008a/砂糖への疑惑の払拭 (独立行政法人ALIC-農畜産業振興機構 砂糖類情報)
  3. ^ 事業団から9908b/砂糖類生産流通合理化等助成対象事業について(その1) (独立行政法人ALIC-農畜産業振興機構 砂糖類情報)

外部リンク

  • 朝一番によいメニュー。(砂糖を科学する会)
  • 第4回とちぎ食品安全フォーラム(平成19年12月3日) (栃木県)
  • 食品安全フォーラムinとやま(平成19年10月5日) (富山県)
  • 「いしかわ食の安全・安心シンポジウム」(平成18年11月13日) (石川県)
  • 「適切な食事」知ろう(2006年6月25日掲載)] (ふくい発 食育宣言)
  • 食品に関するリスクコミュニケーション(東京)(平成18年6月5日) (食品安全委員会)
  • 食品添加物を考える(平成16年10月8日) (東京大学獣医薬理学教室)
  • 東京都食品安全ネットフォーラム(平成15年8月) (東京都食品安全ネットフォーラム)
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